教員の不祥事

万引き、セクハラ、体罰、無断欠勤。カラ残業に麻薬に買春。

いろんな事をやらかす教員がいる。ストレスとの戦いに敗れた教員が不祥事の世界へ足を踏み入れることも多い。しかし、公表される懲戒処分者の記事を読む限りは眉をしかめたくなるものばかりだ。

 

教員の研修では「不祥事は起こるもの」と捉えて行動すべきだと指導している地域もある。それなら、(私は学校教員ではないが)眉をしかめてばかりでもダメということになる。自分だけはそんなことをしない、というのは過信なのだ。

 

学校教員はローカルスター的な面があるので、窮屈な感覚はなんとなく想像できる。ストレスを溜めてしまうのも理解できる。だからといって、自分以外の人間や地域社会に刃を向けるようなことがあってはならない。「教員は子供達の前では(精神的に)強くあれ!」と思う。できれば自分のことも大事にできる強さがある方がいい。

 

しかし、人間なのだからメンタルバランスを崩してしまうこともある。周りを頼って甘える術を知って欲しい。教員だからこそ、だ。学校は一人で生きていけるほどのんびりしたところではない。学校は多くの人生の接点となる場所だ。教員に葛藤が生じるのは当然である。さらに言うと、学校は多くの人生を支える場所だ。教員には信念を持って生きて欲しいと思う。