来た!教育と福祉の連携!

東京都で、福祉施策の情報冊子を公立小学校の保護者に配付するらしい。3月末までに取り組むということだ。

 

この施策が報道されると「おー!すごいすごい!」と独り言を呟いてしまった。

保護者が利用できる福祉的なサービスにはいろいろある。自治体によっても違うため、なかなか情報の全体像は伝わってこない。保護者が知っているとしたら、学校で主として配付される就学援助申請についてくらいだろうか。これは「学校」で配付されるから、わかりやすいのだ。どんなに優れた福祉事業があったとしても、目にふれなければ活用の糸口はない。

 

常々、学校教育は福祉と隣り合わせだと考えてきた。学校の先生たちも実感することは多いに違いない。だから、こうやって保護者をアシストできる取り組みが一括情報として伝わる仕組みは大きな意味がある。きっと、東京都には現実的に教育の問題点をとらえられる優秀な職員がおられるのだろう。

 

公的な機関が連携して初めて可能になる教育がたくさんあるはずだ。児童虐待、いじめ、不登校特別支援教育の課題、学力の課題など、思いつくものだけでもかなりある。さらに言えば、NPO法人やボランティア団体等との協働も考えられる。

 

学校はもっと世間に目を向ける余裕を持たなければ、結局理想の教育からどんどん遠ざかるのではないか。学校に活力を生むためにも、教育行政に頑張っていただかないといけない。