今日の問題意識

現実を多面的に捉えないと、子供の心を安定させることは難しい(と思う)。                     子供の問題行動があったとき、家庭だけを責めて前進することはできない。学校教員の指導力に頼りすぎてもいけない。本人の未熟さを怒っても事態は好転しない。

 

バランスだと思う。

 

子供の(特に思春期の子供の)不安は周囲が見るよりも大きいような気がする。そして、同調圧力に従うしかないと諦めてしまうときの心理も、深刻さが漂う。子供は解決方法を探る手段を持たない。大人より非力な分、取り返しのつかない方法に依ろうとするケースもあるだろう。

 

家庭に第一義的責任があると教育基本法に定めてあるため、日本社会は家庭の教育力の差が子供の心に反映されてしまうようなところがある。だったら、子供の問題行動は日本社会の問題だ。いじめ・不登校・暴力行為・万引き等の問題がこれだけ日本国中で起きているのに、検証がなされないまま「家庭が…」「学校が」「交友関係が…」と言っている間はどうしようもない気がする。

 

今日、インターネットの危険性を題材にした講習会に行ってきた。                             「インターネットに係る問題」を子供の側の問題として一面的に解釈するのは困難だと感じた。

 

子供の世界を安易に捉えてはいけない。大人の問題意識だけでもいけない。どうやって大人の声を子供に届けるのか。一日中ぐるぐると考え続けていてまだこれと言った具体的な行動が見つかっていない。

 

だから明日も考え続けてみようと思う。