東京都千代田区麹町中学校

ネットニュースを斜め読みしていたら、東京都千代田区麹町中学校が気になった。          だから今日は広島の学校から話題がそれる。

 

Wedgeの記事に、麹町中学校の工藤勇一校長のことが掲載されていた。有名な学校なのに今まで知らなかったのが残念。有名なのは、校長先生の学校改革が背景にあると思いきや、それだけではなさそう。学校のHPを見るとわかるが、私立学校なみの美しい施設を所有している。

 

もちろん、最初に惹かれたのは工藤校長の人柄だ。記事タイトルには「“常識破り”のトップ」とあったので、民間校長かと思ったが違っていた。教員経験がないと、着任したばかりで「不登校の生徒全員と面談をしたい」とは言わないだろう。保護者に向けて     「あなたの子育てが間違っていたわけではない」とも言えないだろう。

 

4人の麹町中学校教員のコメントが掲載されていたが、どれを読んでもドキドキした。こんな中学校に通ってみたい!と。

                                         新しい試みはたいてい教員を疲弊させる。校長が交代すればやり方が変わる。ずっと同じ教育計画で同じ方法で学校を運営してもらえれば教員は幾分ラクなのにと考える。前年度のやり方を踏襲していくことで仕事に慣れるからだ。

 

しかし、“生徒のことを1番に考えて動くこと”ができるなら、それが教員にとって1番いい。頭をフル回転できる。フツトワークもぐんと軽くなる。なぜって…、それが“教員の理想”だからだ。

 

校長の見栄のため、学校の体裁を保つため、引き受け手のない仕事を仕方なく…、行けと言われた研修だから…、昨年もやった慣例的な講習だから…etc                     こういう仕事は知らず知らずのうちに教員のストレスにつながる。

 

全てが児童生徒に繋がる仕事なら、きっと教員がイキイキ働けるに違いない。どうやら教員を公募しているらしい。                                           千代田区麹町中学校―すぐに仲間を集めて話したい気分だ。