一つの安心ツール? ん?お守り?

抗原検査キットを国が80万回分準備して学校に配付するらしい。最初に聞いたときは、児童生徒の対応中心だと捉えてしまって驚いた。学校でコロナの対応が出来るわけがないのに、何のための検査だ?と思ってしまったからだ。

 

萩生田大臣の発言を聞くと、

・原則教職員向け(ただしすぐには病院に行けない小学校4年生も対象になる)

・一つの安心を確保するツールとしてとらえている

ということだ。一瞬で知り合いの養護教諭の顔が浮かんだ。困るだろうなあ…と考えてしまった。基本的には症状のあるときに使用するキットなのだが、できるだけ使いたくないのが本音だろう。安心ツールというのはお守り的存在ということなのだから、それでいいのだろう。お守りはあるけど(ないと捉えて)「基本的には教職員一人一人の自己管理で」と考える学校が圧倒的なばすだ。

 

看護師が常駐している特別支援学校に的を絞るとか、基礎疾患のある教職員・児童生徒のために備えとして常備するとか、活用法をもっと示すべきだったのかもしれない。積極的に使えない検査キットなら配付しない方がいい。そう思っている人は自分だけじゃないはずだ。