学校のルールの謎4

私自身、小学校も中学校も開放廊下のある校舎で育った。開放廊下というのは、廊下が吹きさらしの構造をしているものを指す。ベビーブーム時代に予算不足で思いついた策だと噂されるものだけあって、冬は寒いし、雨で濡れるし、あまり快適とは言えない。

 

廊下が汚れるのは当然なのだが、掃除の方法がいつも納得いかなかった。ほうきで掃くのはわかるが、ぞうきんがけまであるのはなぜだったのだろうか。はっきり言って開放廊下は外と同じだ。いくらぞうきんがけをしたってすぐに汚れる。廊下は雨に強い石のようなもので作られていたり、れんがのようなものを敷き詰めてあったりした。れんがなんて、拭いても拭いてもぞうきんは茶色になるだけだったので、本当に不思議だった。

 

我が子が通っていた小学校は、開放廊下に敷き詰めてあったブロック状の石がところどころ割れており、整備されていないアスファルトのような状態になっていた。子供たちが日常的に歩く場所の一部が崩れている…危ないなと思っていたものだ(現在はどうなっているのかわからないが)。そんな場所でも子供たちは掃除するのだろう。

 

掃除当番制度が良くないというのではない。慣例となっている掃除の方法をもう一度見直す機会がいるのではないだろうか。そして、校内の設備を点検したときに危険箇所は通らない・使用しないようにする工夫も必要かもしれない。