いじめから子どもを守ろう!ネットワーク広島

広島市立五日市観音中学校で起きたいじめの問題で、報道機関がコメントを求めた「いじめから子どもを守ろう!ネットワーク広島」の山本代表の表情が硬い。学校の隠ぺい体質や教員の不適切な対応に数多く接して来られたのではないかと思う。

 

私は初めてこの報道でNPOの活動を知った。かなり大きな組織で、HPを閲覧すれば、活動の一端が見られる。アンテナをはっていれば、もっともっといろんな活動を進めているところはあるだろう。

 

正直に言うと、学校だけでは限界があると感じる。子どもの心に寄り添うどころか、子どもの姿が見えていないのでは?と思うことも多い。公立学校では教員は自分の仕事さえやっていればいいという人も少なくない。やる気と情熱のある教員だけでいじめを解決するのは難しい。

 

いじめ防止対策推進法の趣旨を理解していない教員も多い。保護者にいたっては、いじめられる側にも非があると考える人がいる。「いじめは決して許されない」と早く一般に理解が広がればいい。いじめ防止対策推進法は、いじめの定義やいじめ防止のための基本理念も定めている。平成25年に施行になってから4年半。私の周りの認識は変わり始めている。もっともっと浸透しなければならない。