体罰とか暴力とか…

昨日、北九州市の小学校で6年生が教員から殴られて顔の骨を折るケガをした報道があった。教員による不祥事には同情すべきものもたくさんあるが、暴力は絶対にいけない。絶対に。

 

以前、大阪市立桜宮高校で体罰を原因とする生徒の自死が問題になった。教員からの直接の暴力という点ではどちらも似ている。このにときに大阪市長だったのが、「茶髪の弁護士」として有名だった橋下徹さんだ。今思い返してみると、橋下さんはとても毅然としていた。自分の判断に自信があるように思えた。

 

それまでも、大阪市の学校教育について言及してきた橋下さんには、公教育への理想がはっきり見えているようなところがあった。私は大阪に居住しているわけではない。だが、入試を取りやめたり、教員を入れ替えたりした桜宮高校の「改革」には注目していた。

 

だいたい、学校に通っていて「死」を望む子供がいる、ということが大問題なのだ。その原因をおとなである指導者が作っているということ自体がおかしい。しかも、そこに暴力がある。

 

学校が閉鎖的だと強く感じる。学校に何が起こっているのかを包み隠さず見せようとする教員はまだ少ない。しかし公教育である以上、一人一人の非力さも含めて公開しなければならないように思う。