趣味と仕事

『鹿の王』(上橋菜穗子作)を読破した。できるだけ日常生活に支障をきたさないよう、少しずつ読んだ。それでも気付くと午前1時半を回っていた日もあり、慌てて就寝したこともある。           

 

ファンタジーを読まない私は、書評をインターネツトで読んだとき、正直最後まで読めるかどうか不安だった。さらに、『鹿の王』を友人から紹介されたとき、長編なのでゆっくり読むようにとアドバイスを受けていた。『鹿の王』と同時期に児童書の『世界でたったひとり一人の子』(アレックス・シアラー作)と『リズム』『ゴールド・フィッシュ』(森絵都作)を読んだ。現実世界に戻らず、ずっと本を読んでいたいと思うこともあった。

 

本を読めない時期がやってくる。私は趣味と仕事が両立できない。両立する才能がナイと自分で認めている。課題や目標を立てると、自然に禁欲生活に入ってしまうのだ。(ただし、仕事に関連性のある新書や新聞は読む。)

 

仕事も趣味も両立できる、能力のある人が羨ましくてしょうがない。