給食の普及

広島県内の給食実施率は各地域によってばらばらだ。学校給食法で給食の普及を目標に掲げてはいるものの、なかなか進まない。(福山市の実施率は50%を超えていない。)

 

給食の良い点はたくさんある。児童生徒が同じ物を食べることで共感が生まれたり、温かい食事をその場でいただくことができたりする。

 

最近は地産地消の考え方が給食のメニューにも及び、特産品を生かしたメニューの考案など工夫が盛りだくさんだ。食育の観点から言うと、バランスのとれた栄養を摂取できる点も良いところだと言える。

 

子供たちの「食」と言えば、広島では県知事自ら子供食堂に視察に出向いたことがニュースで流れた。行政からの支援でどこまで取り組みが安定するのかに注目が集まる。子供食堂を支援することも、給食を普及させることも並行して実施拡大を目標にするわけにはいかないのだろうか。

 

学校給食の存在で助かる家庭もあるだろう。毎日のお弁当づくりが難しい家庭も多いはずだ。栄養バランスを考えた学校給食のありがたみは計り知れないほど大きい。地域格差をなくし、給食の意義を見直してみてはどうだろうか。