高等学校でも通級による指導がスタート

学校教育法施行規則の改定で、4月から高等学校でも通級による指導をすることとなった!

 

今まで、小学校・中学校の特別支援学級や通級制度を活用してきた子供達が中学校を卒業した段階で支援を受けないで学校生活を過ごすことにやりきれない思いを持っていた。入試を受けてせっかく高等学校に入学しても、たいていの場合親しく話せる人は少ないし、小学校・中学校よりも不自由に感じることが多かったに違いない。

 

子供は育って成長していく。だから、高等学校にも特別支援の考え方は絶対に必要だった。今までがおかしかったのだ。“”義務教育から制度の確立を”という段階を追った体制づくりはいい。しかし、高等学校に制度を作るのが遅かった。その間の家庭のニーズを国はどう考えていたのか。

 

学校教員の多忙が問題になっている今、通級制度がスタートしてうまくいくのかどうかも心配だ。高等学校に勤めている先生の中には、今まで知らんぷりしてきた先生も多かったのではなかろうか。学校の先生方と話すときに私が感じる温度差は残念ながらあったように思う。

 

日本の特別支援教育はこれからなのだ。春から初めて特別支援学級の担任になった先生、特別支援教育コーディネーターになった先生、特別支援学校で働く先生、これまで以上に(陰ながらではありますが…)応援しています!