先生たちにエールを!

「学習評価」と聞くとイコール成績のことだと考える人は多い。もちろんそういう面はあるのだけれど、学校における評価活動は多様だ。成績がテストの点数から成り立っていれば至って事は単純なのだが、それだけではない。

 

実は評価をすることで、子供たちの進歩の状況を把握することができる。どのくらい達成したか、どのくらい理解できたか、どのように考えたのか、次の学習につなげられたか、など観点はさまざまある。

 

これらを把握して、教員は自分の授業や指導スキルを改善していくことができる。子供たちが自分の指導によって、何も理解していない、何も感じていない、何も学んでいないとすれば、指導力に問題があるからだ。

 

こうやって学校教員は自分たとちのスキルアップにつなげている。教員一人一人が指導力を伸ばせば、学校の教育力は挙がる。子供達は授業が楽しくなり、学ぶ意義を実感するようになる。

 

文字で説明すると単純だが、行動に移すとなると、授業改善の方法も一つや二つではないので、とても複雑な視点の検討と時間が必要になる。ときには授業の流れを確認するための指導案を何度も書き換えたり、板書計画を見直したり。ICTの活用を考えたり、写真・実物の提示を模索したり。グループ活動や個人思考のような学習形態を取り入れたり、小テストや復習プリントを作成して繰り返し学習を試みたり。

 

もっともっと、いろいろだ。

 

指導は授業だけではない。学級経営・生徒指導の方法も手探りで学んでいく。学校教員は絶え間ない努力を求められる職業なのだ。

 

前進しようとする先生たちを心から応援したい。