いじめ その後

4月5月は学校行事が目白押し。

 

入学式に始業式や着任式、健康診断・体力測定に遠足や参観日、中学校・高等学校は進路説明会等もある。

 

先生方の入れ替わりがあるので校内も落ち着かないまま、新入生を迎え、新しい学年になって高揚している児童生徒を宥めながら新学期の授業を進める。考えてみれば学校教員の仕事はいつも以上に慌ただしい。

 

今日はネット記事でいじめ相談用のアプリのことを知った。ちょうど我が子がいじめにあったばかりとあって敏感に反応してしまった。子供たちの状況に合わせて相談方法が多様化していくことはありがたいものだ。

 

幸運なことに担任の先生はとても話しやすく、生徒のことを本当によく観察しているようだった。参観後にあった懇談会で少し挨拶をさせてもらったが、保護者の心をわしづかみにするような人柄だ。(表現が難しいが、ベテランだが決して生徒から嫌われないタイプで、軽快なトーク力も持ち合わせている先生)こんなに安心感を抱かせる教員に久しぶりに会った気がする。それはやはり保護者として不安を抱えていた証でもあるのだと思う。「もう大丈夫だ」と心底ホッとした。

 

「安心感」という目に見えない大きなものを与えることができるのは、結局先生の人柄だ。子供だけでなく保護者にまで信頼される背景にはその先生の生き方が関わっているに違いない。起こってしまったいじめは家族の憂鬱でしかなかったが、“この先生になら相談できる!”と子供目線から感じさせる教員との出会いは大きい。親としては、現在のクラスで大きく成長してくれることを願いたい。