未婚率

私の周囲は独身が多い。

職場には男女問わず、30代後半、40代、50代、それぞれの年代で未婚者がいる。

仕事の面でとても有能な人が多く、私は何度も何度もフォローしてもらっている。

そうなのだ。仕事ができるだけでなく、想像力に長けている人たちなのである。つまり、気持ちのいい人たちが多い。

 

国立社会保障・人口問題研究所(阿部彩さんがかつて勤務されてたところ)の調査で、“50歳まで一度も結婚したことがない人”のデータがある。2015年のものだが、

現実とマッチしすぎていて「そうだよな~」と呟いていた。

男性で4人に1人、女性で7人に1人未婚だそうだ。

未婚の波はもっと高くなっていくと思う。

 

未婚率の高さの背景には「結婚資金」や「結婚のための住居」がある。経済的なことが障害となっているのだ。いつのまにやら“結婚”が人生の高い障壁になっていた!

経済的なことが原因ならなおさら結婚を強引には勧められない。一人当たりの所得や世帯年収の減少している今、一人一人が幸せな人生を送っていくためには、結婚以外に幸せを見出すのも賢い選択と言えそうだ。

 

むしろ、幸せを摑むために、日本社会の思惑の外で人生設計を考えた方がいいのではないかと思う。

 

未婚であることと人柄との関連性はない。幸せの度合いも人それぞれだ。だから個人的には結婚を選択しなくてもいいと思っている。

 

ただ、寂しい人間にはパートナーがいた方が何かといい。穏やかな毎日を送れる気がする。人とのつながりを大切にする人生が周囲にも社会にも認められていくといい。

まぁ…難しいでしょうが。