東京都町田のいじめ

町田の小学校6年生の女の子が昨年11月に他界している。原因は学校のいじめだ。タブレットの入力パスワードが全員同じだったことから、一人の児童に対するチャットの陰口が教室全体で共有できてしまった。もちろん、陰口を書き込まれた本人も読める状態だった。学校で使用するICT機器で最悪の事態が起こったのだ。

 

この件で校長の対応が叩かれている。

 

被害者が自死に至ったいじめは明らかに重大事態だ。重大事態の対応は法律で規定があり、事実確認など第3者委員会での調査ができる。まして、町田のケースは遺族からの要望があったのだから、すぐに教育委員会に報告して調査を実施すべきだった。2ヶ月半も待たされた挙げ句、同じ教室で学んだ児童達やその保護者達に疑問を抱かせたまま卒業というのは最悪のパターンだ。

 

子どもの命が失われた事件が起こっていて、なぜ平然としていられるのだろうか。平然としていたわけではないーかもしれないが、遺族やその他の在校児童、そして在校児童の保護者の目にそう映ってしまった事実は覆らない。

 

このようなひどい学校の対応を知るといつも思う。なぜ教員を辞めないのだろうかと。

 

そうまでして学校教員でいつづけたいだろうか?教員を続ける資格があるのか自問してみたのだろうか?

 

遺族が少しでも納得できる状況が望まれている-それだけだと思う。